レモンの花が咲いたら?実がなるまでのコツ
レモンの木を育てていると、そろそろつぼみがついたり、花を咲かせる時期ではないでしょうか?今回は花をつけてから実になるまでのお手入れ方法をご紹介します。
重要なのは摘花と摘果
レモン栽培では、果実のおいしさと木の健康維持のために摘花・摘果が重要です。花や実が多すぎるとレモンの実に十分に栄養が行き渡りません。
摘花の方法
摘花は花が多すぎる場合に、開花時期に余分な花を間引く作業です。枝先や密集した箇所を中心に花芽を減らし、枝1本あたり2〜3個の花を残すのが目安です。たくさん蕾がついている場合は小さなうちに摘んでしまいましょう。
基本的に自然受粉しますが、虫が少ない地域では、花が2輪以上咲いたら耳かきのふわふわの部分などを使って黄色い花粉の部分を別のお花につけるお手伝いをしてあげましょう。
レモンの花は実とはまた違った爽やかな香りがします😍
摘果の方法
摘果は、実が小指の先程度(直径1〜2cm)に育った頃に行います。まず病気や傷のある実、形状が悪い実を取り除き、1枝に対して間隔が均等になるよう5〜10cmごとに1果を目安に残します。枝が弱い場合は果実数を減らし、木の回復を優先します。
適切な摘花・摘果により、果実は大きくなり、甘みや酸味が増します✨
レモンが実をつけるまでのお手入れのコツ🍋
水やり
気温上昇とともに水分蒸散が増えます。土が乾いたらたっぷり水を与え、過湿を避けるために排水をよくすることを心がけましょう。
追肥で栄養補給
6月ごろに肥料を与えて実に栄養が行き届くようにしましょう。チッ素・リン酸・カリを含んだ緩効性肥料を与えて(市販の果樹用の固形肥料がおすすめです)。
病害虫の予防と対策
5月以降、アブラムシやカイガラムシが増えます。定期的に葉の裏や枝を観察し、発見したら早期に薬剤散布や手作業で駆除します。
日当たりと風通し
日光がしっかりと届くように、混み合った枝や葉があれば適度に剪定します。風通しがよいと病気の予防にもなります。
4〜5月頃が開花のピークですが、マイヤーレモンなど四季咲きタイプの場合、春から夏にかけて咲いた花は実をつける可能性があります。今花がついていなくても諦めないでお世話をして、蕾がつくのを待ちましょう。
日々の小さなお手入れが、元気なレモンを育てるポイントです🌿今年レモンが実りますように!