産地直送芍薬のお手入れ方法
産地直送の芍薬は、お得にたっぷりお届けするために、あえて保水せず切りっぱなしでお届けしています。市場から花屋に卸すときなど、広く使われている「乾式輸送」と呼ばれる方法なのでご安心ください。輸送中に芍薬の開花が進んでしまうのを防ぐことができます。
花は喉が渇いてる状態ですので一時的に水が下がっていることもありますが、水をたっぷり吸わせてあげるとしゃきっと元気になってくれます。なので、受け取り後はなるべく早く水揚げをお願いいたします🙇♀️
芍薬を咲かせる3つのコツ
①蜜を拭き取る
つぼみに蜜がついたままだと上手く咲くことができません。濡らした布やキッチンペーパーなどでやさしく拭き取りましょう。無理にこすると、花弁を傷つけてしまうのでそっとなでるように。ベタベタしなくなるまで拭きましょう。
②やさしくマッサージ
つぼみを指の腹でほぐすようにマッサージ。複数の方向からやさしく押してあげましょう。強く押しすぎないように注意してください。
③萼(ガク)を少しむく
つぼみが固く閉じている場合は、外側の萼の部分を少しむいてあげると開花のお手伝いができます。
水揚げ方法
①思い切って葉を取る
花に水分を届けるために、茎の半分より下の葉は取り除いてください。バクテリアが増える原因になるので、葉が水に浸からないようにしましょう。
花に近い部分の葉を取ると開花しやすくなります。
②紙で巻くのがおすすめ
茎が曲がっている場合は、まっすぐになるよう紙などでしっかり巻いてあげましょう。花にしっかり水が届きやすくなります。
③水の中で茎をカット
たっぷりの水を入れた器の中で茎を1〜3cmほどカットする「水切り」が有効。水中で茎を切ることによって切り口に空気が入るのを防ぎ、花が水を吸い上げやすくなります。切り口の断面が潰れないよう、切れ味の良いハサミを使いましょう。
水を吸いやすくするために斜めにカットするのがポイント!
④深水でしっかり水揚げ
深めの水(高さのある容器の8割くらいの水が目安)に浸けて2〜4時間ほど待つと水揚げ完了です。深水にすることにより、水圧でしっかりと水を吸い上げることができます。
固いつぼみは開花まで数日かかります。つぼみがふっくらしてきたら咲く可能性が高いです!お手入れして待ってみましょう。
日々のお手入れ
水の量はどのくらい?
ぐんぐん水を吸うので、水揚げが終わってからも水の量はやや深めがよいです🙆花器の半分くらいが目安。
切花専用の栄養剤に含まれる糖は開花の手助けをしてくれるので、一緒に使用することをおすすめします。
飾るのにおすすめの場所
直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。なるべく涼しい場所に飾ると長く楽しめます。
元気のない時は?
しょんぼり元気のない時は、茎がまっすぐになるよう紙で巻いて水揚げしてみましょう。茎先を1〜3cmほど斜めにカットしてから、たっぷりの水に2〜4時間ほど浸けて様子を見てみて。
楽しめる期間は?
環境によって花持ちは変わりますが、芍薬の花を楽しめる期間は開花から2〜3日が目安。
終わりが近づくと花びらがばさっと一気に散る特性があります。
芳香のあるお花は、香りや開花にエネルギーを使うので比較的短命ですが、この時期だけの特別なお花なのでぜひ最後までお楽しみください!
さまざまな品種が出てくるので、その時の出会いをお楽しみに☺️