清涼感たっぷり。ドウダンツツジのお世話方法
インテリアグリーンとして注目を集めているドウダンツツジ。
少し手をかけてあげるだけで、ぐんと長持ちしてくれる手軽さも魅力のひとつ。
今回は枝物のドウダンツツジを長く楽しむために、水揚げ方法や日々のお世話方法、飾り方などを解説していきます。
ご紹介するお世話方法は他の枝物にも有効なのでぜひチェックしてみて!
おさえておきたいドウダンツツジのお世話方法
ドウダンツツジが到着したら、しっかり水を吸えるようにすぐ水揚げを。3つのポイントをご紹介します。
①葉を間引く
チリチリに枯れている葉と水に浸かる部分の枝や葉はカットして取り除きましょう。元気な葉に水分が届きます。
②切り口をカット
切り口を斜めにカットし、断面を縦に割りを入れる(太い枝だったら十字にカット)。繊維がたくさんでていると、水を吸いやすいので、枝の表面の皮を削いであげるのもおすすめです。
※枝は硬いので、切る際はハサミやナイフの取り扱いにくれぐれもご注意ください
③たっぷりの水で水揚げ
安定感のある容器に8割ほど水を入れて、2〜4時間ほど待つと水揚げ完了です。深水にすることにより、水圧で水を吸い上げることができます。
日々のお世話方法
ドウダンツツジの花器の水量や水替えの頻度など日々のお世話方法をご紹介します。
葉はこまめに保湿を
乾燥に弱いのでこまめに霧吹きで葉水をしてあげて。エアコンの風が直に当たらない場所に飾ってください。
水の量はやや深めがおすすめ
枝全体の1/5ほどが水に浸かっている状態がおすすめ。水をぐんぐん吸うので少なすぎると水を十分に吸えません。
水換えの頻度は?
3日に1回の頻度で水を交換してあげましょう。水換えのタイミングで枝も洗い流してあげるとぬめり防止になります。
3〜7日に1回切り口を再度カットしてあげるとフレッシュな状態になり、また水を吸いやすくなります。ななめにカットしたり、縦に割りを入れるのを忘れずに!
水をきれいに保つグッズを合わせて使ってみて
暖かい時期は水が濁りやすく、長く楽しめるか心配。そんな時は水質を改善してくれるアイテムを取り入れてみて。FLOWERで販売中の「水質改善アイテム Silite」は花器の中に入れるだけでバクテリアを抑制して水をきれいに保ってくれます。ぜひお試しください。
花器とのベストバランス
枝ぶりを活かして、枝と花器とのバランスは2:1がおすすめ。ちょっと長いかな?と思うくらいの長さにしてみましょう!
また、枝を飾る時は倒れないよう安定感のある花器を選ぶのも大事なポイント。
低めの花器の場合はカットしてベストバランスを探してみて。切り分けて色々な場所に飾るのも素敵です。
ドウダンツツジの基本情報
ドウダンツツジは、ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木です。関東地方以西の本州と九州、四国が原産です。
スズランに似ている可愛いつぼ型の白い小花が、株全体にたくさん咲きます。開花期は4月から5月で、葉が出る前に開花することが特徴です。
一般的なツツジより、開花期は少し早いです。また秋の紅葉も美しく、暖地でも鮮やかに赤く色づきます。
ドウダンツツジが人気の3つの理由
ドウダンツツジの推しポイントをフローリストが解説します!
①涼しげなビジュアル
ドウダンツツジは落葉樹特有の鮮やかなグリーンカラーが魅力的。それに加えて小さな葉が涼しげです。爽やかなグリーンは日々の生活に癒しを与えてくれます。
②ふんわり広がる枝ぶり
ドウダンツツジは、ツツジ科の特徴で枝が放射線状に広がります。
枝ぶりにも一つ一つに個性があるので、花器にラフに飾るだけでサマになります。初めて枝物を飾る方にもおすすめです。
③日持ちがよくお手入れが簡単
ドウダンツツジはなんと言っても「日持ちする枝物」ということが1番人気の理由でしょう。
お手入れと環境が良ければ、2週間ほどは葉が元気で日持ちします。他の枝物に比べて水が濁りづらいのもポイントが高いです!
ドウダンツツジを飾ってみて!
ドウダンツツジはお手入れが比較的簡単なので初めての方にもおすすめの枝物です。
花器にラフに飾るだけで雰囲気満点!
さわやかなグリーンをお部屋に飾って日々の生活に癒しを取り入れてみませんか☺️